開催概要


会期 ── 2021年4月1日(木)〜8月15日(日)

会場 ── オンライン および 都内複数カ所

料金 ── 無料(オンラインプログラムは登録制)

※本展は新型コロナウイルスの感染拡大防止対策を徹底して実施します。ご来場のお客様におかれましても感染症対策へのご理解・ご協力を賜りたく、 感染拡大防止対策について に記載の内容をご一読のうえ遵守くださいますよう、お願い申し上げます。

Concept


企画趣旨

本企画は、「アンダーグラウンド」という言葉を、実際の地下空間と、かつて「アングラ」と呼ばれた芸術運動のもつ「自由な精神」の二重の意味に解釈して行うプロジェクトです。とりわけ、日本発の芸術文化「舞踏/BUTOH」から影響を受けた様々な作品を、地下空間で無観客上演し、オンラインプログラムとして配信します。観客は作品の鑑賞を通じて、2021年の東京の知られざる空間を見出し、新たな感動に出会うこととなります。

本企画の焦点は、1960年代の日本に始まり、世界に広まった身体表現「舞踏/BUTOH」を現在の視点から見直すことにあります。白塗りやゆっくりとした動きといった固定のイメージを超えて、新旧世代の多彩なアーティストによる自由な発想で舞踏の本質に迫ることを試みる実験的作品を展開し、その魅力を伝えます。これまで一般には馴染みの薄かった舞踏に新たな光をあて、より広範な層に訴えかけることを目指します。

配信コンテンツの制作に際しては、映像作家とのコラボレーションによる創作、映像ならではの機動性を生かした複数の空間での収録、作品の配信とアーティストトークの組み合わせ配信など、魅力あるコンテンツ作りを行い、コロナ時代のダンスフェスティバルの新しい形を提示します。舞踏が持つ多様性と意外性を感じることができる多種多彩なラインナップにご注目ください。

舞踏/BUTOHとは

戦後日本で生まれた前衛的身体表現。1920年代のドイツ・モダンダンスにその源流を持ちながら、西洋の舞踊概念を打ち破る独自の境地を切り開きました。土方巽『禁色』(1959)が最初の作品とされます。70年代後半より「BUTOH」の名で世界中に広まり、現在では世界各地で舞踏フェスティバルが催されているほか、学校教育の授業や教科書でも取り上げられています。
撮影:Tatsuhiko Nakagawa

用語解説



BUTOHスナックとは?

BUTOHスナックはTOKYO REAL UNDERGROUNDが特設する配信拠点です。
TOKYO REAL UNDERGROUNDは東洋最古の地下鉄である銀座線沿線、上野・銀座・渋谷を中心に展開しています。なかでもパフォーマンス作品の撮影は、主に上野エリアで行われています。上野、湯島の歓楽街に点在する空きスナックを活用する試み「アーツ&スナック運動」の協力を得て、池之端のスナック店舗跡に配信拠点を開設しました。パフォーマンス作品のプレミア上映に合わせて行われるアーティストトーク等のライブストリーミングはすべてBUTOHスナックから行っています。
協力:アーツアンドスナック運動実行委員会、きもの池之端藤井、東京文化資源会議


舞踏家展示とは?

舞踏家展示では、トークが進行する同じ空間で、舞踏家がまるで彫刻のように佇み、美術作品のように見られる存在として展示され、その模様がオンラインで配信されます。舞踏が作り出す空気感の中でトークが進行する、新しいタイプのイベントです。


かずこナイトとは?

「舞踏 ある視点」をディレクションする川口隆夫が、BUTOHスナックの店主としてアーティストを迎え、作品のコンセプトや創作プロセスを聞いていきます。「かずこナイト」の空間構成はTRUのグラフィック/WEBデザインを担当するアーティストユニット、ヤング荘が担当します。




Artists


参加アーティスト

飯名尚人、生西康典、石井則仁、石本華江、伊藤キム、今貂子、岩渕貞太、上杉満代、 遠藤公義、Oguri、尾竹永子、カセキユウコ、川口隆夫、川村美紀子、ウィリアム・クライン、 小林嵯峨、小林勇輝、酒井直之、佐藤ペチカ、鈴木ユキオ、蝉丸、鷹野隆大、武内靖彦、 竹之内淳志、田中トシ、田辺知美、HAUS、ビショップ山田、松岡大、向雲太郎、 ゆみうみうまれ、吉本大輔、リヴァー・リン、他 (50音順)

※新型コロナウイルス感染症の拡大状況等により、プログラム内容に変更が生じる場合があります。あらかじめご了承ください。


Curatorial Team


キュレトリアル・チーム

アーティスティック・ディレクター
川口隆夫(パフォーマー)

キュレーター
飯名尚人(映像作家・演出家・Dance and Media Japan代表)
松岡大(舞踏家・LAND FES代表)

プロデューサー
溝端俊夫(NPO法人ダンスアーカイヴ構想 理事長)

STAFF


スタッフ

事務局長
呉宮百合香
(2021年6月14日まで)

制作補佐
本田舞

広報
西山裕子(ダンス プレス トウキョウ)

テクニカル
呂師(砂組)
森規幸(balance,inc.DESIGN)
河内崇
國府田典明
吉田尚弘

撮影配信
NPO法人LAND FES

編集
原田環(カワイイファクトリー)
中山真理(カワイイファクトリー)

グラフィックデザイン
北風総貴(ヤング荘)

WEBデザイン
松岡未来(ヤング荘)

翻訳
本田舞
チャン・イン
李裁仁

記録写真
中川達彦
和田翼


TRU ONLINE 収録・配信スタッフ : NPO法人LAND FES

収録・配信チーフ
松岡大

映像撮影
磯村拓也木村雅章酒本凌瀬戸博文玉那覇優太福嶋尚平

音声
梅原徹岡千穂根本駿介宮坂遼太郎

配信
安藤誠磯村拓也伊藤琴音梅原徹木村雅章瀬戸博文酒本凌玉那覇優太中岡尚子仁山裕斗根本駿介福嶋尚平宮坂遼太郎

編集
磯村拓也酒本凌仁山裕斗


主催
東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京

企画運営
NPO法人ダンスアーカイヴ構想

協賛
BNPパリバ・グループ


協力
大野一雄舞踏研究所、NPO法人舞踏創造資源、慶應義塾大学アート・センター、FILMS PARIS NEW YORK、Dance and Media Japan、NPO法人LAND FES、株式会社鈴木事務所、株式会社HAUS、株式会社佐々木設計事務所、有限会社かんた、京成電鉄株式会社、首都高速道路株式会社、アーツアンドスナック運動 実行委員会、きもの池之端藤井、東京文化資源会議、公益財団法人セゾン文化財団、Taiwan Contemporary Culture Lab、ソニーマーケティング株式会社、一般財団法人セガサミー文化芸術財団


広報協力
ダンス プレス トウキョウ


Contact


お問い合わせ

TOKYO REAL UNDERGROUND オフィス
〒107-0052 東京都港区赤坂7-6-2 白洲ビル2階
TEL : 03-3582-9273 / FAX : 03-3582-9275
E-mail : info@dance-archive.net
http://www.tokyorealunderground.net

NPO法人ダンスアーカイヴ構想とは

NPO法人ダンスアーカイヴ構想は、大野一雄・大野慶人アーカイヴの芸術資産とノウハウを核に、横断的なダンスアーカイヴの意義の周知と国際ネットワークの構築を推進する団体です。舞踊文化の継承と振興に寄与することを目指し、資料の収集保存に加え、それらを活用した作品制作も企画します。また3D技術による新たなアーカイヴ手法の開発に取り組んでいます。
公式WEBサイト:
http://www.dance-archive.net/


「Tokyo Tokyo FESTIVAL」とは

オリンピック・パラリンピックが開催される東京を文化の面から盛り上げるため、多彩な文化プログラムを展開し、芸術文化都市東京の魅力を伝える取組です。


「Tokyo Tokyo FESTIVAL スペシャル13」とは

斬新で独創的な企画や、より多くの人々が参加できる企画を幅広く募り、Tokyo Tokyo FESTIVALの中核を彩る事業として、東京都及び公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が実施するものです。国内外から応募のあった2,436件から選定した13の企画を、「Tokyo Tokyo FESTIVALスペシャル13」と総称し、展開しています。
公式WEBサイト:
https://ttf-koubo.jp/


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