全プログラム8月15日まで配信中

飯名尚人+川口隆夫川村美紀子松岡大 『三』

構成: 飯名尚人 / 出演: 川口隆夫、川村美紀子、松岡大

舞踏の誕生に深く関わった3人の舞踏家——土方巽、大野一雄、大野慶人の代表作を現代のダンサーが完全コピーします。踊り手は川村美紀子、川口隆夫、松岡大。舞踏の精神を現代の手法で鋭く反応する、当代きっての3人です。川村が土方巽の『疱瘡譚』、川口が大野一雄の『ラ・アルヘンチーナ頌』、松岡が大野慶人の『土方三章』を厳密に再現します。アーカイブ映像の慎重な分析と真摯な稽古によって、舞踏をいま・ここに引き継ぐ試みです。3人のパフォーマンスを記録した映像のなかで、三面擬似ホログラムの映像インスタレーションも公開します。

予告編

アーティスト

飯名尚人|Naoto Iina

映像作家・演出家・ドラマトゥルク・映像セノグラファー・プロデューサー。Dance and Media Japan主宰、国際ダンス映画祭主宰。東京造形大学准教授、座・高円寺劇場創造アカデミー講師 。映像・身体・言葉を用いてジャンル横断的作品を手掛ける。オンライン舞踏番組「Re-Butoooh(リ・ブトー)」(NPO法人ダンスアーカイヴ構想)では、演出・構成・撮影・編集を担当している。

川口隆夫|Takao Kawaguchi

1996年よりパフォーマンスグループ「ダムタイプ」に参加。2000年よりソロ活動を開始し、演劇・ダンス・映像・美術をまたいでパフォーマンスの幅広い可能性を追求する。08年より私的パフォーマンスシリーズ『a perfect life』を展開し、13年に第5回恵比寿映像祭に参加。近年は舞踏に関するパフォーマンス作品『ザ・シック・ダンサー』(田辺知美と共に、12年)、『大野一雄について』(13年)を発表。後者はニューヨーク・ベッシー賞にノミネートされ、18年にはパリ市立劇場でも上演された。

©Etsuko Suzuki

川村美紀子|Mikiko Kawamura

1990年生まれ。16歳よりダンスを始め、2011年より本格的に作品を発表。新人賞を総なめにし、日本ダンス界の新鋭として話題を呼ぶ。国内外で発表を重ね、16年にはフランス国立ダンスセンターおよびCCN/Rを拠点に、パリ、リヨン、グルノーブル、マルセイユ、ル・アーブルにて半年間の滞在制作を行う。劇場にとどまらず、屋外やライブイベントでのパフォーマンス、映像・音楽制作、アクセサリー製作など、活動を多彩に展開。2019年より南房総へ移住。

Photo by 宮川舞子

松岡大|Dai Matsuoka

2005年より山海塾に舞踏手として参加。『金柑少年』『とばり』『卵熱』『ARC』などの主要作品に出演中。11年より、街を歩きながらミュージシャンとダンサーによるパフォーマンスを鑑賞する「LAND FES」を主催。18年より小田原市にて、障がいのある人ない人共にダンスを創る「スクランブル・ダンスプロジェクト」で講師を務める。様々な舞踏家によるオンラインレッスンプラットフォーム「BUTOH CHOREO LAB」主宰。




Credit

演出・構成

飯名尚人

展示デザイン・設営

株式会社鈴木事務所

撮影編集

NPO法人LAND FES

出演協力

久世龍五郎

「タンゴ 鳥(「大野一雄について」より)」

振付演出

土方 巽、

大野一雄

出演

川口隆夫

ドラマトゥルク

飯名尚人


照明・マネージメント

溝端俊夫

衣装

北村教子


協力

大野一雄舞踏研究所

「疱瘡譚」

振付

土方 巽

出演

川村美紀子

衣装

北村教子

協力

慶應義塾大学アート・センター

「土方三章」

振付

土方 巽

監修

大野慶人

出演

松岡 大

協力

大野一雄舞踏研究所

舞台技術スタッフ


河内 崇(舞台監督)

呂師(砂組)(舞台監督)

森 規幸(balance,inc.DESIGN)(照明デザイン)

國府田典明(音響)

展示スタッフ


飯名尚人(展示構成・撮影・編集)

吉田尚弘(撮影・編集)

河村衣里(撮影・編集)

石原 葉(舞踏天井画)

株式会社鈴木事務所(展示設営 デザイン)

公益財団法人セゾン文化財団 森下スタジオ(撮影会場)

スチール撮影

中川達彦、

和田翼


協力


大野一雄舞踏研究所

慶應義塾大学アート・センター

公益財団法人セゾン文化財団

Dance and Media Japan

作品の公開初日には、作品上映後に続けて「BUTOHスナック」をライブストリーミングします

飯名尚人 × 川口隆夫 × 川村美紀子 × 松岡大