全プログラム8月15日まで配信中

BUTOHスナック 世界編

English Talk:尾竹永子『福島を映す』について

尾竹永子『福島を映す』

Photo by Tatsuhiko Nakagawa

尾竹永子『福島を映す』

Photo by Tatsuhiko Nakagawa

尾竹永子『福島を映す』

Photo by Tatsuhiko Nakagawa

上野・池之端の配信拠点「BUTOHスナック」から、トークやパフォーマンスを生配信します。

4月25日より配信中の 尾竹永子『福島を映す』 は、彼女のソロ・プロジェクト「A Body in Places」をTRUのために再構成したプログラムのひとつです。

「BUTOHスナック 海外編」では、日本に長年在住し、日本文化に深い関心を寄せ、独自の活動を展開する3人のスピーカーを招き、この作品を見た感想などを自由にディスカッションしてもらいます。スピーカーは、ジョセフ・雅翔・アマト(日本文化振興マネジメントディレクター)、グレッグ・ドボルザーク(早稲田大学国際文化研究科教授)、本田舞(TRU公式翻訳者)です。アメリカからもご視聴いただきやすいよう、配信時間を日本時間9:00〜(米国東部時間4月30日20:00〜)に設定。生配信中はチャットをオープンしますので、ぜひご参加ください。英語でのディスカッションですが、チャットの書き込みは日本語も可です。

尾竹永子『福島を映す』

2014年から、尾竹永子は歴史家・写真家のウィリアム・ジョンストンとともに福島を訪れ、各地で無観客パフォーマンスと撮影を行ないました。5回の旅で撮影された写真をまとめた約60分のビデオ映像を劇場の壁面に映し出しながら、尾竹がパフォーマンスを行なったプログラムを25分に編集したダイジェストです。彼女の身体を通して、震災後の福島の現在、歴史と環境という大きな問題が私たちの前に立ち現れます。

Talk Guests

ジョセフ 雅翔 アマト|Dr. Joseph Gashō Amato

1988年、ニューヨーク大学作曲科博士課程修了。専門は作曲と20世紀現代イタリア作曲家。1995年より日本在住。東アジア音楽の研究・教育を専門とする。2000年、文化庁海外芸術招聘研究員として、財団法人正派邦楽会、正派音楽院で中島靖子、大久保雅礼、中島一子各氏に師事、邦楽を学ぶ。2003年、准師範職格を取得。雅号「雅翔」。同年、横浜インターナショナルスクールに「邦楽プログラム」を設立。2011年、日本芸術文化センターを設立。2017年、特定非営利活動法人日本文化新興マネジメントを設立。
https://www.jcpm.jp/

グレッグ・ドボルザーク|Greg Dvorak

早稲田大学国際学術院教授。専門は太平洋・アジアの歴史学とカルチュラルスタディーズ、アート、ジェンダースタディーズ。オーストラリア国立大学アジア・太平洋地域研究所やジェンダー研究所で比較文化と歴史学を専攻し、2008年に博士号を取得。アートと学術の草の根的ネットワーク「プロジェクトさんご」を創設、来る第10回アジア太平洋アートトリエンナーレの北オセアニア地域を担当するキュレーターである。著書に『Coral and Concrete: Remembering Kwajalein Atoll between Japan, America, and the Marshall Islands』(University of Hawaiʻi Press, 2018; ペーパバック版 2020) 。

本田舞|Mai Honda

フルネームは、バーンズ・ナタシャ・マイ・ホンダ。「TOKYO REAL UNDERGROUND」公式翻訳者。イギリスと日本のハーフ、ロンドン生まれ。8年間バレエを続けた後、演劇に関心を抱き、イギリスでは女優・制作者・シルエットアーティストとして活動。大学院で舞踏と出会い、2016年に大野慶人の舞踏を学びに来日。現在はダンスアーカイヴ構想でも仕事をしながら、舞踏家の上杉満代のもとで稽古を続けている。
http://www.tazburns.co.uk/

オンライン公演 尾竹永子『福島を映す』